渋谷ハロウィンの裏話

もうすぐ10月の終わり。
街のあちこちで、かぼちゃやおばけの飾りを見かけるようになってきました。

すっかり日本にも定着したイベント「ハロウィン」ですが、仮装をしたり、お菓子をもらったり、日本とアメリカなど海外ではまた違った文化がありますよね。

今回は、ハロウィンにちなんで、ちょっと不思議な体験や直感、そして“怖い話”などなど、ハロウィンらしいお話を悟空先生に伺いました。


目次

ハロウィンの起源と意味

ハロウィンというのは
もともと海外から来た行事で
実は2000年以上の歴史があるんです。

私はもともと高校で社会や歴史を教えていたので
世界史の中でもこの話題にはよく触れていました。

発祥はケルト民族──
今のイギリスやアイルランド、北欧の方ですね。
バイキングの文化とも深く関わっています。

北欧の夏は白夜で、一日中明るい季節もありますが
その分、冬になると昼間がとても短く
「闇が訪れる季節」を迎えます。

その「闇の訪れ」が、彼らにとっては「年の終わり」の象徴。
日本で言えば“大晦日”のような日なんです。


そこで「先祖の霊が帰ってくる」
という信仰がありました。

同時に「悪霊もやってくる」とされていて
先祖へのお供えと、悪霊を追い払う儀式の両方の意味が
ハロウィンには込められていたそうです。


日本に入ってきたハロウィン

日本ではお祭りというよりも
イベントとして広まりましたね。
正直、商業的な意味合いが強いです。
クリスマスもそうです。

キリスト教でもないのに
「メリークリスマス」と祝って、
数日後には「除夜の鐘」で仏教、
正月には神道。

──まさに節操がない(笑)。
でも、懐が深いとも言えますね。

そんな中で、日本のハロウィンといえば
渋谷が有名になりました。
暴動のような騒ぎが起きたのも
記憶に新しいところです。

実は渋谷や新宿、池袋といった地域は
昔から「墓地」や「刑場跡」などが多く
「邪気がたまりやすい土地」
と言われているんですよ。

そういう土地に「お化け」が集まるのは
ある意味、自然なことかもしれません。


同じ「気」が呼び合う

「同じ気」を持つものは
自然と引き寄せ合う。

暴れるような人というのは
少なからず「邪気」をまとっていることが多い。
だからそういう場では波長が合って
同じように荒れてしまうんです。

そうした背景もあり、翌年以降は
警察の取り締まりが厳しくなりました。

けれども、場所を変えて同じようなことが起きるのも事実。
やはり「気」というものは、侮れません。


邪気に取り込まれないために

一番の方法は、近づかないこと。
それに、日ごろから自分の感覚を
研ぎ澄ませておくことです。

人間には本来
「ここは危ないな」と感じる力が備わっています。
その「勘」を鈍らせないよう
五感や六感を日ごろから
使っていくことが大切です。

そしてもう一つ。
古くから伝わる「お供え」
の風習も役に立つのだとか。

日本では「盛り塩」が有名ですよね。
海外でも同じような考え方があります。

「悪いことしないでね、代わりにこれをどうぞ」

という気持ちで、何かを供える。
そうやって良いエネルギーに
変えていくことが大切なんです。

(悟空先生は、イギリス滞在中にも
こうした方法を実践しいていたそうです。)


邪気除けに「塩」は有効?

お塩はね、持っておくだけでも良いですよ。
ただし、科学的に精製された塩ではなく、
「天然塩」を選んでください。

昔から塩は悪いものを寄せつけない力がある
と信じられています。


都会に出かけるとき、いつもと違う空気を感じたときには、
少し塩を持ち歩くのもおすすめです。


まとめ

ハロウィンは本来
「先祖を迎え、闇の季節を無事に越えるための祈り」の行事。


けれど現代では
人が多く集まり、「気」が入り乱れる場にもなっています。

そんなときこそ
自分の感覚を信じ、心を整え、
自分自身の「気」を守ることが
大切なのかもしれません。


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