相撲の型「塵手水(ちりちょうず)」

相撲の代表的な「型」の一つ。

昔から相撲や武術で伝わる「型」は、姿勢や形、動作の手順などを変えてはいけません。
誰がやっても、伝承される「型」をやれば、
相撲やその武術が必要・重要とする効果効用・成果を得る事ができるとされています。

現代武道などの流派で、見栄えや派手さ、人々のウケを狙って「型」の順序、内容を変えると、
今までの成果や効果などが失われるという事もあります。

「実際、それらの現象は少なく無い」と偉大な武術家と言われる方々は言われています。

内容:

塵(ちり)は、空中の細かい埃やゴミなどを現し、鹿が走るとそれらが舞い上がるという語源からきているそうです。

手水(浄水)は神社やお寺にある手水(浄水)場と一緒で字の如く手を洗う(浄める)という意味です。

 塵手水(浄水)は、手を清める水が無い場合、
草をむしって手を拭く、もし草もなければ、空中の埃で手を揉み、洗う(浄める)という意味です。

一連の流れとして、まず相撲を取る前に手を洗い浄め、
その次に、手に何も持っていない=素手であり、正々堂々と取り組みますという意思表示=表現しています。

効果:

體(からだ)全体のズレや誤差を修正し、整えてくれます。

同時に、様々な部位や全体としてのバランスや活性化のための稽古でもあります。

體(からだ)に備わっている「動きや特性の整合性を調整し、メリット・デメリットなどを解消して、
さまざまな差を取ってくれます。(=サトリ:悟りの語源?)

動画はこちらから ⏬

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