〜歩き方や姿勢から見えてくる、體の使い方〜
私は普段、街を歩いていると
つい人の姿勢や歩き方を見てしまいます。
もちろん、何か考え事をしながら歩いている時は別ですが
普段は人を見ること自体が
もう習性というか癖のようになっています。
人だけではなく、木や自然の様子など
いろいろなものを見ながら歩いているのですが
人を見る時には、まず外から分かる部分に目がいきます。
特に見るのは、首、背中、腰、そして足です。
その中でも、よく見てしまうのが歩き方です。
後ろ姿には、その人のクセが表れる
私は、正面から見るよりも
後ろ姿を見ることの方が多いです。
自分の前を歩いている人を見ながら
「右足はまっすぐ出ているけれど、左足は外に向いているな」
「右足だけ内側に入っているな」
「両足とも外向きになっているな」
「左足はまっすぐだけれど、右足は少し円を描くように動いているな」
といったことを、知らず知らずのうちに見ています。
同じように二本の足で歩いていても
足の出し方や向きは人によって本当に違います。
ご家族同士でも一度歩き方を
見比べてみると面白いと思います。
歩き方のクセは全身につながっている
歩き方にクセがあると
その影響は足だけでは済みません。
足首、膝、股関節、腰、背中、肩、首など
さまざまな場所の痛みにつながることがあります。
場合によっては、内臓の働きにまで影響することもあります。
毎日繰り返している動きだからこそ
少しのズレが積み重なっていくのです。
梅田や新宿、池袋のような人の多い場所を歩いていると
本当にいろいろな歩き方の人がいます。
見ていて飽きないほどです。
横から見れば姿勢が分かりますし
後ろから見ると足の運び方がよく分かります。
歩いている姿を見ながら
「この人は、腰のあたりがつらいかもしれないな」
「首や肩に負担がかかっていそうだな」
と感じることもあります。
整った歩き方の人は、実は少ない
残念ながら
體の使い方がきれいに整っている人は
そう多くありません。
一見普通に歩いているようでも
よく見ると、どこかに負担がかかっている
ことが多いのです。
「この歩き方では、しんどいだろうな」
と思うこともあります。
そういう時は、靴底を見てみると
その人の歩き方のクセがよく表れています。
靴底の減り方を確認してみる
正常な歩き方であれば
かかとの中心から少し外側にかけて
左右が同じように減っていきます。
歩く時には
かかとの外側から着地して
足裏の外側を通り
最後は内側や親指側へ
体重が移っていきます。
そのため、かかとの外側が少し減ること自体は
特におかしなことではありません。
反対に、
- 片方だけ極端に減っている
- 内側だけが強く減っている
- 真ん中だけが減っている
- 左右で減り方が大きく違う
という場合は
歩き方に偏りがあるかもしれません。
私も自分の靴底を時々見て
「そろそろ替え時かな」
と思ったら、買い替えるようにしています。
皆さんも一度、玄関にある靴の裏を見てみてください。
自分では気づかなかった體の使い方のクセが、
そこに表れているかもしれません。
温泉でつい見てしまう場所
私は霧島へ行くと、よく温泉へ入ります。
霧島は温泉がたくさんあり
料金も比較的手頃なので
滞在中は何度も入りに行きます。
そこで、またつい見てしまう場所があります。
それは、お尻です。
「なぜお尻を見るのですか」
と思われるかもしれませんが
お尻を見るとその人の元気さや體の状態
が分かることがあります。
顔や肌を見ると年齢を感じても
お尻にしっかりと張りがある人を見ると、
「この人は、まだまだ元気だな」
と思うことがあります。
反対に、お尻の筋肉が大きく落ちていると
全身の衰えが進んでいる可能性もあります。
昔の人も健康状態を確認する一つの方法として
お尻を見ていたようです。
戦時中にも、体力や健康状態を見るために
お尻を確認していたという話があります。
なぜ人は特定の場所に目がいくのか
私が高校教師をしていた頃、生徒たちに
「人を見る時、どこを見ますか」
と尋ねたことがあります。
すると
「足首を見る」
「首を見る」
「背中を見る」
「お尻を見る」
「胸を見る」
など、答えはさまざまでした。
これは異性に対する好みや
いわゆるセクシーさということもあるでしょう。
ただ、興味深いのは
人が目を向ける場所の多くが
健康状態と関係しているということです。
足首、首、背中、お尻、胸などは
體の元気さが表れやすい場所でもあります。
人は知らず知らずのうちに
「この人は健康そうだな」
「この人は元気そうだな」
ということを見ているのかもしれません。
お尻にしっかりとした丸みや張りがあれば
筋肉が保たれていることが分かります。
足首が締まっていれば
足の使い方やむくみ、冷えなどの状態が
見えることもあります。
首や背中からも
姿勢や緊張の程度を
感じ取ることができます。
そう考えると
人が特定の場所につい目を向けることにも
體の感覚として何か意味があるのかもしれません。
まずは自分の體を見てみる
街の人の歩き方や姿勢を見ていると
本当にさまざまな體の使い方があることに気づきます。
ただ、人を評価するために見るというよりも
「自分はどうだろう」
と振り返るきっかけにしてもらえたらと思います。
自分の姿勢はどうなっているのか。
左右の足は同じように出ているのか。
靴底はどのように減っているのか。
家族や身近な人に、後ろから歩いている姿を
見てもらうのもよいでしょう。
普段は自分で見ることができないからこそ
思いがけないクセに気づくかもしれません。
まずは今日、玄関にある靴の裏を
確認するところから始めてみてください。
この続きや、ここではお話ししきれない内容は
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今日もお読みいただき
ありがとうございました。
次回もどうぞお楽しみに。
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